2013年4月11日木曜日

藤森照信大先生

僕は二十代の頃、年に数ヶ月仕事を休み、自転車で日本中を回っていた。建築を見るためだ。
毎日毎日、次の建築を目指して自転車をこいでいた。
建築を理解したいという思いだけだった。何時間も見続け、何時間もスケッチした。
イケると思ったら、その建築に寝た、朝まで過ごし、その建築が見ている景色まで見ようとした、見て見て見まくっていた。
オレが、日本で一番建築を見ているぜと、思っていた。
が、全く甘かった、建築を見ることを職業としている研究者がゴッソリいた。
そういう研究者の中でも藤森さんの見る力は凄まじく「相撲をとるように建築を見る」の言に僕は興奮した。
しかも日本だけじゃない、世界中の建築を見ておられる。
本や講演会で見聞きする藤森さんの建築の話しにいつもドキドキした。
名伯楽ってもんだ。
この人こそが目の達人だ!!
そう思ってる人。
その藤森さんが蟻鱒鳶ルに来られた、数年ぶりの二度目。
数年前の僕は、まるでアホ過ぎて、オドオドしてただ情けなかった。
でも、今日は!と思っていた。
こんだけ出来たんだ。伝わる!
そう信じたかった、でも、世界レベルの名伯楽、、
少々ビビって待った。
藤森先生は、始終笑顔だった。「予想以上に素晴らしい」と言ってくれた。



家に帰ったら千秋にどうだった?と聞かれ、
説明しようとしたら泣いちゃってね、、

あ、あーも!
うれしす!




PS
編集者さんが、再開発にかかってるらしく退いてくれなどと言われてるそうですよ、、と言うと、何!!と驚かれ、うー、森にしてもらおう、周りは森だ。と笑顔で言われた。

笑顔だな、俺も笑ってがんばらねば!


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