2015年3月25日水曜日

最悪の絵。

蟻鱒鳶ルの土地を買う少し前、山手通り沿いに競売で良い土地が出た。
良いのが出ると、法律当たってどれぐらいの物が建つのか、図面描いてちあきに見せて、二人で考えた。
大きな道沿いだから上の方に住もうか、排ガスも騒音もマシだろう。下の方は、当面何も無くていいや、お金が出来たら部屋作って貸すか、。

問題は上だ。
大通り沿いなんだから、全面看板にしよう!
言わば、看板に住む家だ!
*少し前に、芸術家の川俣正さんが看板に住んでて、伺った事があったので、それを表現とかじゃなくリアルにいこう、、などの下心。
*その頃、身体がボロボロで働けそうになかったので、煙草の販売許可もらって、この看板の収益と合わせて、どうにか生きていこう、、という思いも、。

でも、一番の理由は、デザインするという行為から逃れる事だった。
「透明の建築」は、ちょっとカッコ良いけど、僕のその頃の心は、ホント情けなくって、誰かのデザインした看板に暮らせば、デザインすることから逃れれる、、という、、
もう、MAX自信なし、ガタガタの逃げまくり、絶望の果ての絵。
自分の弱さを隠すような、POPな元気な絵。

辛かった。

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